ラボレポート

 2019年9月25日(水)、ラボコラボレータ「株式会社xenodata lab.」、「ストックマーク株式会社」の2社が登壇されたイベント「INNOVETION SHIFT」に参加してきました。当日の様子をお伝えいたします。

INNOVETION SHIFTに参加してきました。

キーノートスピーチ 
ストックマーク株式会社 林 様

 「価値創造をシフトし、勝ち抜く事業と組織の作り方」をテーマにお話しされました。
 新規事業創出に特効薬はなく、3年、5年後にじわじわ効く薬の話をしたい。ストックマークは自然言語処理のトップランナーであり、テキスト解析でビジネスに必要なインサイトを、ディープラーニングでパーソナライズ化を行っていきます。
 新規事業の創出にはデータが非常に大切であるが、活かし方が上手ではない。アルゴリズムに基づくデータドリブン経営が必要です。マッキンゼーによるとデータドリブンの経済効果は1000兆円以上と言われています。
 企業の経営層は多くの場合定量データを見ており、顧客主義が欠落している。一方で現場は定性データを見ており、泥臭く動いている。
 アマゾンは顧客第一主義を掲げ、構造化されたわずかなデータからお客さまにもたらされる定性データを見て、成功しました。 
 社内にデータが出た段階で社員が理解し、インサイトする必要があります。死蔵されたテキストやニュースは企業内に蓄積しています。そうしたデータを弊社のソリューションを使うことで、活かすことができます。


セブン銀行 松橋 様
 「セブン銀行の事例から紐解く、時代のニーズを捉える価値創造」をテーマにお話しされました。社会課題の解決を行い、面白いサービスを作ることがポイント。
 セブン銀行は「techベンチャー」という認識です。スタートアップ並みのスピードで止まらず動き続けることが重要です。
 今後はあらゆる産業で再構成が起こります。そのためにアクセラレータプログラムを通して事業を作っていきます。ドレミングを初めて見たときには発想力の違いに驚かされました。新サービスを作るとすれば、まずは有志で突っ走る。そして、新サービス+全社で。人材やカルチャー変える。従来の銀行の仕事は新しいことを早く決断できない…。日頃から経営陣の理解を深めつつ、仕組みづくりを。
 最大のライバルは顧客ニーズの変化。変化を知り、意識を変える必要があります。イノベーションチームは自分が変わることです。まだまだ発展途上、試行錯誤が肝要です。


パネルディスカッション
・Sansan株式会社
 執行役員 Sansan事業部 営業部長 加藤 容輔 氏
・ストックマーク株式会社
 代表取締役CEO 林 達 氏
・株式会社xenodata lab.
 代表取締役社長 関 洋二郎 氏
・株式会社ユーザベース
 SPEEDAセールスチームゼネラルマネージャー 山本 傑 氏

 上記の4名が自らの業務経験を基に熱い思いを語られていました。


xenodata lab. 関 氏
 ワクワクすることをやりたい。そのために投資家を説得する。ワクワクする世界観は将来の株価や業績を人より高い確率で予測できる世界であり、それを実現するために努力を続けていきたいと語られていました。


ストックマーク株式会社 林 氏
 AI分野 アルゴリズムの変化は1ヶ月で進化するので、予測しないことが大事です。アジリティで変化に対応し、便利なものを作らない。ユーザーが気づいていない価値にチャレンジすることで、イノベーションができる。顧客のやりたいことに踏み込むとやりたいことに気付ける。


Sansan株式会社 加藤 氏
 社会課題などのミッションに全力を注ぐことその上で目先の問題を解決していきます。あの会社がいたからあの当たり前が生まれたを形にしたい。そのために世界の名刺をデジタル化することが私達のやりたいことです。


株式会社ユーザベース 山本 氏
 コンサル時代は目先の経営指標の改善に躍起になっていた。だが、ユーザベースは原則経営を掲げており、それに共感しました。原則経営は理念経営と同義で、ずっと伸び続ける売上の上げ方です。理念経営を行うことで、従業員一人一人の行動が明確になり。マネジメントコストは下がります。ユーザーベースはミッションではなく、理念経営が最大の強みです。
 
とそれぞれ熱い思いを語られていました。最後のQAタイムで、「なかなか(大企業は)変革できないが?」との問いに対し、山本氏が「スケールの問題が重要。自社の新規事業は100億のスケールなのか、1億を目指すのか、これを意識しないとうまくいかない」と対応されていました。なんとなく、非常に残りました。

 BeSTA FinTech Labと致しましても二社の語った夢や思いを実現すべく、今後とも協力していきたいと感じました