コラボレーションDay10

 2019年8月23日(金)にBeSTA FinTech Labにて「コラボレーションDay10」が開催されました。当日の様子についてお伝えいたします。

地方銀行×ベンチャー成功事例等

 スタートアップ企業の動向や地方銀行と協業事例があるコラボレータ企業よりご講演をいただきました。


データから見る国内スタートアップ資金調達とファンド設立動向
株式会社ジャパンベンチャーリサーチ 千葉 様


 スタートアップとはどのような企業を指すのでしょうか。実はスタートアップ企業に明確な定義はありません。また、スタートアップを取り巻く環境は変化が早く、把握が難しいという課題があります。現状は東京に集中しておりますが、地域活性の側面からも注目すべきスタートアップが多くございます。当然のことながらスタートアップやその生態系を理解することがとても重要です。そうした国内のスタートアップ企業を定義し、ファイナンスをベースに生態系を網羅して可視化する国内最大級のスタートアップデータベース「entrepedia」のサービス説明と定量的な側面から見る市場動向についてご講演いただきました。



最新の自然言語処理AIが実現する!業務効率化と“顧客の声”活用(横浜銀行への導入事例)
株式会社エーアイスクエア 金澤 光雄 様


 年々深刻になる人口減少は、地方銀行においても収益源の減少の可能性は高く、新たなサービスの創出と経費の削減は必須課題です。コールセンターは労働集約型サービスのため、運営コストが大きい一方、お客様との接点チャネルとして重要な役割を担っています。コールセンターにAIを用いた音声認識+要約を導入し、お客様の生の声を分析することによるマーケティングへの活用と業務効率化に寄与した横浜銀行の事例について講演いただきました。
 提供されているソリューションだけでなく、導入に際して苦労した点や銀行側から求められたことなども合わせて聞ける大変貴重な機会でした。



北陸銀行様が行員のマインド改革と手数料収入アップに成功した理由(Linkers for BANKの導入事例)
リンカーズ株式会社 新田見 様

 技術はあるが、営業リソースが少ない中小企業。営業リソースはあるが、製品開発に欠けた技術がある大企業。これらをつなぐビジネスマッチングプラットフォームを開発、運営する企業がリンカーズ株式会社です。
 銀行の持つ地元企業の課題や情報を用い、ビジネスマッチングの成約率をより高めるツール「Linkers for Bank」は北陸銀行、群馬銀行を含めた五つの金融機関に導入実績があります。導入後にビジネスマッチング手数料が4.5倍となりました北陸銀行の事例を基にご講演をいただきました。リンカーズの知見を活用することで、銀行のビジネスマッチング件数をより高めていく方法等も伺えました。

コラボレータピッチ

【登壇企業1】株式会社Catalu Japan
 良い製品を作っているのに多くの人に製品を知ってもらう機会がないという課題を抱える職人さんや中小企業。彼らを助けるには製品をアピールする機会、都会での出店が有用です。Catalu Japanのソリューションを通して様々な営業中店舗の既存スペースに製品を展示・販売する事が可能になります。都会の空きスペースと地方中小企業の製品。展示を通して『ベストな顧客接点 』の提供を行います。全国への露出機会の増加に伴い、銀行取引先の売上高および融資ニーズの増加や地域経済の発展に貢献できるかもしれません。

【登壇企業2】株式会社ブイキューブ
 12年連続でWeb会議シェアNo.1を誇るブイキューブ。遠隔営業同行、遠隔相談窓口、拠点間会議、社内研修。なんでもこなすことができます。新しい働き方、効率的な働き方が求められる昨今。ブイキューブではそうしたニーズに対するソリューションを提供しております。銀行においては、本支店間の会議や本ソリューションを通して、支店のお客様に本部専担者が直接アフターフォローや商品説明を行うことができるかもしれません。

【登壇企業3】株式会社サイバースポーツ
 まねる、みつける、のめりこむをテーマに、自分の使っているスポーツアイテムを投稿したり、他のユーザーの使っているスポーツアイテムを購入することができるスポーツコミュニティマーケットプレイス「mimook」のリリースを控える株式会社サイバースポーツ。
 スポーツ選手支援というキーワードと共に、LINEを活用したCRM/マーケティングツール「Liny」の販売代理店事業も展開しております。

【登壇企業4】株式会社シュアール
  “Tech for the Deaf~技術を聴覚障がい者のために~をスローガンに社会課題の解決を目指す会社シュアール。電話、タブレット、スマートフォンを用いた手話通訳サービスを展開しています。銀行においても地域の聴覚障がい者が来店された際にも質の高いサービスを提供できる可能性が高まります。

【登壇企業5】コグニティ株式会社
 技術の力で、思考バイアスなき社会を目指す会社「コグニティ」。コミュニケーションを見える化・比較できるAI技術「UpSighter」を通してAIで模範行員の営業トークを分析!若手の営業力UPにつながるソリューションを提供しております。個人、法人営業から窓口やコールセンターまでカバーできます。

【登壇企業6】株式会社ポラリファイ
 企業負担が重い犯罪収益移転防止法(以下、犯収法と表記)対応。ポラリファイではアプリ・ブラウザ両方に対応しており、改正犯収法ホヘトチをカバーしております。生体認証サービスも拡充し、より質の高い犯収法対応を実現します。

【登壇企業7】株式会社FLOC
 インターネットに並ぶ技術革新、ブロックチェーンは圧倒的に人材が不足しています。ブロックチェーンの第一人者が講師となり、体系的なカリキュラムを通して授業を提供。銀行内部におかれましても自行でブロックチェーン人材を育成する際の最適なソリューションとなり得るでしょう。

【登壇企業8】株式会社スカイロボット・スカイエステート株式会社
 農業、外壁調査、太陽光パネル点検ドローンは多用途での使用が可能です。そんなドローン市場の就労者数は18,000人。就労者の11%はスカイロボットのスクール卒業生です。ドローンスクールから販売、コンサルまで幅広くこなす会社がスカイロボット及びスカイエステートです。ドローンを得意とする企業との連携もしくは協業は測量や第一次産業等を営む取引先の業務効率化に資するでしょう。

【登壇企業9】株式会社ファームフェス
 国内外200以上の農場で「個⼈」が「企業」が「教育機関」が気軽に農場を持て、多様な農業を楽しみながら⽀援できる農地シェアリングサービスを提供しているファームフェス。企業のスポンサーをうけ、八ヶ岳、市原など、耕作放棄地の再生事業を行なっています。また直近では、企業版ふるさと納税を活用し、地方創生、社会課題の解決にも取り組んでいます。銀行のお客さまでも地域の社会課題を抱えて困られているお客さまへのソリューションの一つとなりえると感じました。

ブース展示・ネットワーキング
 ピッチの終了後は各社のブースで意見交換および交流会を行いました。各社ソリューションの体験デモを実際に触り、物理的にも心理的にも近い距離で質問をできることもあり、気軽に質問をぶつけ、疑問を解消していました。
 ブース展示終了後の懇親会では皆さんリラックスした様子で交流されておりました。